時代が求める技術・商品・サービスを求めて産学連携を企画・運営しています。
産学連携プロジェクトでは企業間の連携や大学研究者の共同研究とは異なり、研究開発内容への「目利き」と異なる価値観をつなぐ「翻訳」作業が不可欠です。 予算規模や分野によっても異なりますが、以下の点では大学と企業では概ね反対の傾向があると言えそうです。一方の主張に偏ると産学連携は成功とは言い難いことになります。
大学研究者
- 独自の着眼点と深い知識から部品をくみ上げるように知識をつないで考える強さを持つ。ゴールの姿は明確でない場合もある。
- 論文を出し新しい知見を世に広く普及させることが第一の目標になりやすい。
- 活動資金は最初に得る。
企業
- 客に受け入れられ、収益を上げることから逆算して必要なアクションを決める戦略性を持つ。ゴールと工程表は決まっていても埋める作業が決まっていない場合がある。
- 事業は広く拡大したいが、有効な知見やノウハウは隠しておきたい。
- 投資した活動資金は販売によって最後に回収する。
最終的に成果を手にするには互いが異なることを理解しつつ、目的を共有し、適切に成果を分かち合う丁寧なコミュニケーションが必要になります。
エナジーフロントはこの「異文化交流」を大切にして時代の問題をビジネスで解決することに取り組んでいます。
実績
- 流水発電に関する共同研究開発 (岡山大学)
- 抗菌・抗バイオフィルムコーティングに関する共同研究開発 (就実大学)
- 抗ウイルスコーティングに関する共同研究開発 (産総研・就実大学)
- 植物資源の有効利用に関する連携 (島根大学)
- 界面化学反応の制御と把握に関する共同開発 (岡山大学)
- エア駆動福祉用具に関する共同研究(岡山大学)
- 福祉器具の感性評価に関する共同研究 (東京大学)